きみのそばに いるよ

久々の投稿です。

前回に引き続き、いぬい先生の本を紹介します。

 

「きみのそばに いるよ」いぬいさえこ著

 

月明かりの下でおしゃべりを始めるどうぶつたちに、最高に癒される一冊です。

自分を大切にできない人に是非読んでもらいたい。自分の周りと違うところ。デコボコさえも、大切な存在なんだよと教えてくれる。

 

つらい経験があったから、いまここにいるんだ。ここにいるのは、

まぎれもなく「そこをとおったから」なんだ、と。

 

がんばらなくていい、といっているんじゃない。

自分に向き合う努力をする その姿そのものを肯定してくれる。

 

頭の中が混乱したとき 無性にさみしいとき

私は、この世界に不要な人間なんじゃないか、とたまに思う。

最近、人生の先生が言ってくれた言葉を繰り返し思い返している。

「私たちは、生まれたから生きている」

 

そうなんだよね。私も動物の一体でしかないんだ。

まるでこの物語の動物たちのように。

動物たち、植物たち、そして人間も、生まれたから生きている。

この言葉が、存在を無条件で許してくれるような気持ちにさせてくれる。

 

言ってみれば許可証のようなものだ。

 

 

ちょっとはなしがそれたけど。

この物語に流れる穏やかな空気が、雰囲気が、誰かのささえになりますように。